第一弾:DMSO・DMFを効率的に濃縮します! | 理化学製品の株式会社バイオクロマト | 理化学製品の株式会社バイオクロマト

第一弾:DMSO・DMFを効率的に濃縮します!

導入事例紹介(ユーザーズボイス)

「上手く凍結乾燥できなかったDMSO溶液が簡単に濃縮出来た!
DMFが40℃で1時間でとんだ!」


DMSOやDMFといった高沸点溶媒の濃縮作業を、特許技術を用いた濃縮装置「コンビニ・エバポC1」が楽々解決!お客様使用例をご紹介します。具体的にどのように解決されたか、また製品へのご意見やご要望を先生のラボにお邪魔し伺ってきました。 (インタビュー詳細へ
(インタビュー先: 日本大学 天然物化学分野 松藤 先生)

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 コンビニ・エバポC1を使った作業フロー 

NMRでサンプル測定後、試料回収のためDMSO溶液を濃縮する場合

    ▶①試料溶液をNMRチューブからバイアルへ移し替えます。

    ▶②バイアルをコンビニ・エバポC1にセットし、溶液を濃縮します。

以上の作業で、これまで課題であったDMSO溶液の濃縮が
簡便に行えるようになりました。

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インタビュー詳細

松藤先生の研究内容

研究対象はポリフェノールです。天然物から抽出した色素成分をNMRで解析したり、機能性を調べたりしています。

コンビニ・エバポC1導入のきっかけ

DMSOの濃縮がしたいと思っていたとき、代理店さんを経由してSingle Flex G2(※現在お取り扱いしていない商品です)を紹介してもらいました。
デモをする際、DMSOを濃縮した際に温度をかけずにやってみたところ、あまり濃縮効率が良くないなと感じました。今となれば温調機を別で用意して試験すればよかったと思っていますが、その時はSingle Flex G2 の購入を見送りました。
しかし、コンビニ・エバポC1に温調機能が付いていると聞き、これはと思って評価しました。温度を40℃にして「コンビニ・エバポC1」で再挑戦したら、非常に早くとびました。
今までとばせずに困っていたので非常に助かりました。

導入前の課題と改善された点

今までDMSO溶液を濃縮する場合、凍結乾燥機を用いていたのですが、試料の濃度が濃かったのかうまく濃縮が出来ませんでした。容器中で飽和してしまい融解したのだと思います。
その場合は、水で10%程度に希釈しODSカートリッジに吸着させ、揮発しやすい溶媒に転溶していましたが、転溶による試料への影響も気になっていました。
DMSOを気軽に濃縮できるようになったことで作業効率が改善されました。

その他の用途

DMFの濃縮にも使っています。こちらも40℃で加熱したのですが、1mLのDMFを10cm試験管、10mLバイアル、25mLナスフラスコにいれて試してみましたが、いずれの場合でも1時間以内に乾固しました。
ロータリーエバポレーターでも同時に濃縮を行いましたが、2時間たってもほぼとばなかったので、これはすごいと思いました。

弊社製品へのご要望

そうですね、容器が様々なものを使えるというのは非常に良いメリットだと感じますが、最適な容器があればいいなと感じます。
あとは、同時に複数本が出来るといいと思います。10mLバイアル4本くらいですかね。

取材者のコメント

今回、天然物を研究されている松藤様より、デモ時に非常に高評価だったとお聞きし、直接ラボに伺いお話を訊いてまいりました。
松藤様は扱われている試料中のDMSOやDMFがうまくとばせずお困りになられていたそうですが、弊社のコンビニ・エバポC1を使うことで解決することが出来たという有り難いお声を頂きました。(取材担当:開発部 阿部)

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