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コンビニ・エバポ インタビュー

導入事例紹介(ユーザーズボイス)

コンビニ・エバポを導入いただいている
日本大学 教授 松藤 寛 先生にインタビューさせていただきました!
(生物資源科学部 食品分析学研究室)

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  • コンビニ・エバポのユーザーボイスはこちら
  • 松藤先生の別のインタビュー記事(ユーザーズボイス第1弾)はこちら

 

動画インタビューの内容はこちら(※動画と同じ内容です)

研究内容は何ですか?

私はポリフェノールや色素成分といった機能性を持っている成分にとても興味を持っており、天然物中や、またその反応において分解する分解物についても興味を持って研究しております。

 

コンビニ・エバポに興味を持った理由は?

天然物や分解物の構造を決定するという作業を行っております。

NMRで構造決定をした後に、どうしてもその試料を回収したいということがありまして、その試料回収のためにコンビニ・エバポに興味を持ちました。

コンビニ・エバポを選んだ理由は?

天然物から回収した試料というのはとても貴重なものになります。

したがってそのNMRを測定した後の試料というのも、回収するということは、とても大事な作業になってくるんですね。

この回収の際にコンビニ・エバポを使いたいという風に考えて購入いたしました。

 

サンプル回収は複雑なのですか?

通常NMRに関しましては、試料を高濃度で調整する必要があります。そのために試料が溶けやすい溶媒を使うというのが前提になります。その際、どうしてもDMSOのような使いやすい、溶けやすい溶媒を使うということになります。ただDMSOは、高沸点のためになかなか溶媒が飛ばないんですね。

そのために従来は、NMR試料から回収し、それを水で希釈して、それをODSカートリッジに吸着させ、それをメタノールで回収する。回収した試料をエバポレーターで飛ばす、というような複雑な工程を踏んでおりました

ただこの「コンビニ・エバポ」はエバポレーターと異なって、DMSOの様な高沸点の溶媒も飛ばすことが出来るということで、NMR試料がそのままコンビニ・エバポに持っていくことが出来るということになります。

 

サンプル回収は改善されましたか?

作業工程が多くなると、どうしても試料のロスというのが多くなってしまいます。

それに対してコンビニ・エバポは、NMR試料チューブから直接目的の試料を回収することが出来るということで、試料の回収効率、さらに量という点でも気に入っております

他の高沸点溶媒もご使用ですか?

我々は薄層クロマトグラフィーTLCを使った精製というものも行っているんですけれども、その際にDMFジメチルホルムアミドというような、またこの高沸点の溶媒を使ったりもします。

その際にも、このコンビニ・エバポが容易に飛ばしてくれるのでとても気に入っております。

ご要望・感想をお願いします。

そうですね、”コンビニ” というだけのことがあって、とても手軽で持ち運びも簡単なんですね。なので、いろんな実験室に持って行って実験ができるということで、とてもありがたく使っています。

ただ、これは要望になりますけれども、サンプルが一つしか飛ばすことが出来ないので、これを同時に複数本飛ばすことが出来ればもっと良いのかなという風に思っております。

(※現在は、多検体装置も展開されています!)

 

ご協力ありがとうございました!

 

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  • 松藤先生の別のインタビュー記事(ユーザーズボイス第1弾)はこちら

 

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