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コンビニ・エバポ 第47弾

導入事例紹介(ユーザーズボイス)

脂質含量/コラーゲンの定量分析の前処理で、作業時間を最大1/3削減!

今回は、東海大学 海洋学部 水産学科 食品工学研究室 後藤 慶一 教授にコンビニ・エバポK4をご導入いただき、同研究室の八木様・柏倉様にお話を伺いました。

同研究室では、食品微生物の分類・同定、制御に関する調査研究、食品の衛生管理・HACCP に関する調査研究、 微生物迅速検査法の研究開発、発酵食品の研究開発、魚介類や水産加工食品の特性の可視化、水産資源の各種加工法を駆使した利活用の研究をされています。

トピックス

・作業時間が最大1/3にまで軽減!
・K4×2台を活用し、ナスフラスコ×6検体を同時に濃縮!

コンビニ・エバポを利用する条件

<研究テーマ
①マグロ類の脂質含量の測定<Bligh and Dyer法>
②マグロ類のトータルコラーゲンの定量法

 

<条件:研究テーマ①の場合>
・ご使用容器:脂質びん(平底50mLバイアル瓶)
・溶媒:クロロホルム 10 mLおよびメタノール 10 mL,塩化カリウム 5 mL
・設定温度:60℃
・濃縮頻度:月に数回
・作業時間:5-10分(⇔導入前20-30分)
・サンプル数:3検体/1回
・前後工程:前工程では、遠心分離後のクロロホルム層およびメタノール層の抽出。                  後工程では吸光光度計でコラーゲン量を測定。

 

<条件:研究テーマ②の場合>
・ご使用容器:50 mLナスフラスコ
・溶媒:塩酸 5 mL
・設定温度:100℃
・濃縮頻度:月に数回
・作業時間:1時間~1時間30分
・サンプル数:6検体/回
・前後工程:前工程で抽出物の加水分解

コンビニ・エバポを使ってみて感じたこと

<利点>・コンビニ・エバポを使用したことで一度に濃縮する数が増え、作業時間が短縮した点。

     導入前は短くても20分だったのが、導入後は5~10分で終わるようになりました。

・今までは、容器がナスフラスコだったので自立しにくかったのですが、
バイアル瓶で濃縮できるため、容器が自立できるようになり、保管しやすくなった点。

<課題>・アルミビーズがもっと小さい方が使いやすいと感じる点。脂質瓶もナスフラスコも同様に、粒度が小さいビーズの方が容器に使いやすかったです。

 

取材者のコメント

この度は、お話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。後藤先生の研究に関して事前に調べていたところ、下記のような記事が見つかりました。

 

後藤慶一教授が静岡県内の企業と共同で開発した「TUNA PLUS+(ツナプラス)」が静岡市の「SDGs連携アワード」大賞に選出されました

水産学科の後藤教授が富士通との共同研究でAIを活用した冷凍マグロの品質評価を非破壊検査で実現する世界初の手法を開発しました

 

我々の生活にも大変身近な水産加工品ではありますが、お恥ずかしながら、このような研究が進められていることを初めて知りました。社会からも注目されている研究の現場で、コンビニ・エバポが作業効率アップに繋がっておりましたら大変光栄です。今後とも是非、ご活用いただきたく、何卒宜しくお願いいたします。

 

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