コンビニ・エバポ第19弾

ユーザーズボイス

成分分析の前処理で必要だった水や混合溶媒の多検体濃縮が
これ1台で出来るようになりました!!

今回は、医薬品の成分分析や安定性検討でコンビニ・エバポC10をご使用頂いているO様にお話を伺いました。
(インタビュー先:化学品メーカー 医薬品関連部門 O様)
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O様のお仕事

私の職場では、製剤と分析のチームに分かれて医薬品の開発をしており、私はその分析チームに属しています。
外用剤の成分同定や有効な効果を発揮する期間などの検証を行い、その他に独自の分析方法の開発も行っています。分析するサンプルの濃度が薄いままだと微量成分が測れない為、コンビニ・エバポC10を利用して濃縮しています。

コンビニ・エバポの使用感

前処理の際、飛ばしたい容量や種類を問わず何でも対応出来るのがコンビニ・エバポC10の良さだと感じています。おかげで、1回の作業時間が4時間以上削減出来ています。
液液抽出の際には、時々、クロロホルムやヘキサンといった溶媒も使用するのですが、意外とこれらに使える装置がないので、重宝しています。

容器・設置場所

容器は50mlスクリュー管10mlねじ口試験管を利用していて、主に水、または水とアセトニトリル、メタノール等の混合溶媒を濃縮しています。
サンプルの量は1ml未満~多い時は150ml程度まであるのですが、容器に合わせておおよそ1ml~20ml範囲の容量に分けて飛ばしています。
設置は本体と真空ポンプの両方をドラフト内に配置しています。温度は、薬剤によっては熱の影響で壊れてしまう可能性があるので、極力サンプルへ熱をかけないよう25℃の室温設定をしています。

作業時間が4時間も削減された理由

これまでの作業方法

これまでは凍結乾燥器、遠心エバポレーター、窒素吹き付け装置、ロータリーエバポレーターを使用していました。サンプルの処理数、種類によって使い分けしながら作業していました。
有機溶媒を含んでいるものや容量が様々だったりする為、各装置を研究室内の手の届く範囲に配置していました。

これまでの各装置の使い分け方

基本的に水100%のものは凍結乾燥器で濃縮を行うのですが、有機溶媒を含んだ状態の際は、そのまま凍結乾燥器で使えないので、濃縮のための前処理として、ロータリーエバポレーターで有機溶媒を飛ばす手間がありました。
容量が20mlほどまでの少量であれば、遠心エバポレーターを、さらにごく微量の1ml以下であれば窒素吹き付け装置を使って飛ばしています。
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(研究室の窒素吹き付け装置)
有機溶媒を飛ばして水だけになったら、凍結乾燥させるという工程でしたので、容量や有機溶媒の有無によって装置を分けていました。
ただ、オイル式の真空ポンプが主だった為、有機溶媒吸引による故障を不安に感じていたり、オイル交換作業やトラップを使用するための液体窒素補充などが手間になっていました。

コンビニ・エボパ活用での時間削減

<複数のサンプルを処置できる>
有機溶媒を含んでいるサンプルも多かった為、JASIS(分析展)の展示ブースで初めて説明を聞いた際は、真空ポンプのオイル交換なしで、有機溶媒でもそのまま濃縮が行える点が魅力的に映りました。
(※コンビニ・エバポは、「オイルレスのダイアフラム型の低真空用ポンプ」を推奨しているため、オイル交換の手間が省けます。)
一度に5~10個の複数サンプルを処理出来る多検体のモデルが出れば、是非欲しいと思っていました。
実際にC10を導入してみて、様々なサンプルにおいてこれ1台で対応が出来たので、その分作業性が増したことは期待通りでした。
<突沸リスクがない>
以前は、水などは凍結乾燥器で開始直後から1時間ほど突沸しないように様子を見る必要があって、その後オーバーナイトで飛ばしていましたが、翌朝でも完了していない事がありました。真空状態がうまくいかなかったりすると突沸がしやすいのです。
コンビニ・エバポは真空状態に左右されず、突沸リスクがない為、安心して次の日を迎えられます。
但し、コンビニ・エバポでも、ものによっては水分を保持しやすく、微量に水分が残ってしまう事があったので、その様な場合には完全に乾固させる為にコンビニ・エバポの後に遠心エバポレーター等を使用するケースもありました。その場合も、残った微量水分を飛ばすだけなので、時間は大幅に短縮出来ました。
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装置使用例「参考比較図」
 

取材者のコメント

今回お話を伺ったO様の研究室では、凍結乾燥器、遠心エバポレーター、窒素吹き付け装置、ロータリーエバポレーターといった4種類の装置を用いて、水100%や水と有機溶媒含有のサンプルを容量によって使い分けして飛ばしておりました。
コンビニ・エバポC10は、水も有機溶媒も同時に飛ばせる、真空ポンプがオイルレス、突沸リスクがない、複数サンプル処理が可能、といった特徴があるからこそ、1台で作業が行え、工程の大幅改善へと繋げて頂けたようです。
分析の前処理で処理数が多くても、サンプルの種類を問わず、何でも対応出来る多検体濃縮装置として、これから医薬品開発分野でも活躍していく姿を感じられる談話となりました。

(取材担当:菊地)

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