コンビニ・エバポ第17弾

ユーザーズボイス

モザンビーク共和国でもコンビニ・エバポは活躍しています!

今回は、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)で研究運営や支援に
取り組んでおられる東様にお話を伺いました。
(インタビュー先:東京大学 生物機械工学研究室 東 万梨花 様)

菊地
本日は宜しくお願い致します。
東様
宜しくお願いします。
菊地
ご研究のテーマを教えて頂けますでしょうか?
東様
モザンビークにおけるジャトロファバイオ燃料の持続的生産というテーマで、地球規模課題の解決と将来的な
社会実装を目標にSATREPSという国際科学技術協力プログラムを行っており、私はモザンビークで日々研究
運営や支援に取り組んでいます。
菊地
実は以前、金沢工業大学の加藤様からコンビニ・エバポをモザンビークへ持ち込みたいとご相談を受けた事が
ありましたが、そのコンビニ・エバポを研究メンバーにご使用頂いているのでしょうか?
東様
まさに金沢工業大学が購入したコンビニ・エバポです。
金沢工業大学のモザンビーク側研究カウンターパートが使用しています。
菊地
そうなのですね。どのような目的でコンビニ・エバポをご使用頂いているのでしょうか?
東様
ジャトロファ種子の含油量と水分量の測定にコンビニ・エバポを利用しています。
菊地
なるほど。それでは含油量の測定の場合には、具体的にどのような作業工程なのでしょうか?
東様
ジャトロファ種子の含油量の場合には、ジャトロファ種子の外殻を除いて破砕し、大よそ4gのノルマルヘキサンで抽出した後に、コンビニ・エバポでノルマルヘキサンを飛ばします。
その油量を電子天秤で計量するという作業です。4回繰り返し行います。
菊地
例えば、温度設定や揮発時間などはどれくらいなのでしょうか?
東様
ヒーターを70℃に設定してノルマルヘキサンを6分ほどで飛ばせています。その作業が4回ですので、24分ほどで作業完了です。
菊地
それでは同様に、水分量の測定の場合にはどのような工程となるのでしょうか?
東様
水分量を調べる場合は、ジャトロファ種子を外殻も含めて破砕し、質量を電子天秤で計量してからコンビニ・エバポで含まれている水分を飛ばします。前後の質量から水分量を計算する作業ですが、この工程を1回行います。その際は、ヒーターを100℃設定にして飛ばし、35分ほどで終わります。
菊地
非常に少量の乾固作業ですが、コンビニ・エバポにセットする容器はどのようなものをご使用されているのでしょうか?
東様
容器は主に10mlガラス試験管を利用していますね。
菊地
ロータリーエバポレーターのようにフラスコに捕らわれず、10mlガラス試験管でもそのまま濃縮作業が行える点は、コンビニ・エバポの特徴の一つでもあります。
操作性以外で何か気になる点はありますでしょうか?
東様
そうですね。簡易的に作業が出来る装置だと感じています。唯一要望をあげるとするとヒーターを110℃設定に出来る方が好ましいのですが、それでも短時間で蒸発出来ていると感じています。
菊地
貴重なご意見ありがとうございます。モザンビークで研究を開始される際には、既にコンビニ・エバポが備わっていたようですが、研究メンバーからはこれまでどのようなご感想がありましたでしょうか?(金沢工業大学 教授:加藤 聰 様)
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東様
そうですね。
先ほどのように、短時間で飛ばせる為、少量の抽出が正確に出来ましたし、ガラス器具ではない為、破損の心配が無い事も良いと感じました。
菊地
短時間で溶媒や水を飛ばせて、更に作業性としても安全ということでしょうか?
東様
はい。モザンビークだけではありませんが、途上国では頻繁に停電してしまうので、研究作業の時間は短いことがとても重要になります。また、基本的に機器の使用者は学部生で、実験に慣れず、ガラス器具など破損させてしまうこともあるので、コンビニ・エバポのような安心して作業出来る機器は、重宝しますよ。(金沢工業大学 教授:加藤 聰 様とモザンビークの技術員)
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菊地
そのようなお言葉を頂けて光栄です。
作業時間の速さが停電のリスクを軽減していたとは、思いもよりませんでしたが、研究効率化にコンビニ・エバポが貢献出来ており大変嬉しく思います。
東様
ジャトロファ種子が次世代へ向けた貴重なエネルギー源となるよう、農産物栽培が難しいモザンビークの地で
研究を続ける必要があります。これからもっと現地のメンバーが実験に慣れ、コンビニ・エバポを活用して、
自主的かつ効率的に研究を進めていって欲しいと思います。
菊地
現地のメンバーが直接コンビニ・エバポに関するご質問をされる際には、お気軽にお問い合わせ下さい。
これからも更なるご活躍を祈っております。本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。
東様
こちらこそありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

取材者のコメント

今回お話を伺った東様が関わるプロジェクトは、モザンビークといった乾燥地域の厳しい環境下でもリスクの少ない植物の栽培方法を研究されておりました。
以前に、金沢工業大学の加藤様からコンビニ・エバポを海外へ持ち込む事についてご相談を受けた時には想像もつきませんでしたが、停電などの心配がある中でも、短時間で作業が終えられることやガラス器具ではない為、破損の恐れがなく作業出来ることがわかりました。
モザンビークのような途上国においても、コンビニ・エバポは安心して作業が行える濃縮装置として、今後も世界に広まっていくのではないかと感じました。
(取材担当:菊地)

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