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コンビニ・エバポ 第6弾

導入事例紹介(ユーザーズボイス)

貴重なサンプルを2mLバイアルで安心して濃縮!!

今回取材した倉田先生は、産業にとって欠かせない香料化学や石油化学の分野において有用な化合物の合成研究をされております。倉田先生の研究室にお伺いし、学生さんを交えながら、弊社製品に対してのご意見をうかがって参りました。
(インタビュー先:明治大学 理工学部 応用化学科 倉田武夫先生)

コンビニ・エバポC1 導入のきっかけ

私が抱えている研究の一つに匂い成分の合成というテーマがあります。
評価時に溶媒が残っていると分析結果に影響しますので、濃縮し溶媒を除く必要があります
その時に使用できると思い、まず興味を持ちました。

導入による変化

<導入前の課題>

ロータリーエバポレーターで濃縮することがほとんどでした。
試料が多い場合は、ロータリーエバポレーターで熱をかけながら濃縮しますが、濃縮が進むにつれて固体化し、突沸することが多々あります
ナスフラスコでの濃縮の際には、完全に溶媒を除くことが難しく、最終段階で除ききれなかった溶媒が分析時に邪魔をするということもありました。
他には微量の試料の扱いですね。微量の試料の場合、小さいバイアルにジョイントを付けてロータリーエバポレーターに取付けしていたので面倒だと感じていました
別の方法としては、2mLバイアルに移し替え真空ポンプで吸引するという手段もあるのですが、慎重に調節しないと吸い込んでしまい、貴重なサンプルをロスしてしまうので困っていました。

<導入後の改善点>

2mLのバイアルでもそのまま濃縮できる点を評価しています。
もう一点期待していることは、穏やかな濃縮が出来る点です。
通常真空度を高くしなければ濃縮出来ませんが、急激に圧力を下げるとすぐに固体化してしまい突沸の原因になります。
御社の装置を使った場合、突沸をしないので放っておけるのが良いと思いました。
ロータリーエバポレーターと上手く使い分け出来ればと思っています。
また、今後はアルゴン環境下での濃縮も試していきたいと思います。

取材者のコメント

合成研究をされている研究者様に何度かお話をお聞かせいただいているのですが、今回伺った倉田先生のように、微量の試料の濃縮にお困りだという声を非常によく耳にします。
特に濃縮時に突沸しやすい試料の場合は、一度ロータリーエバポレーターでスケールダウンした後に、窒素を吹付ながら緩やかに乾燥させる手法をとっているというお話を聞くことが多々あります。
この際に生じる試料のロスや移し替えの手間を煩わしいと感じている方、あるいは、無理やり接続したバイアルが落下しそうで不安な思いをしたことのある方、もしも思い当たる節がある研究者様がいらっしゃいましたら、微量の試料の濃縮を手間暇かけずに行える『コンビニ・エバポシリーズ』のデモをおすすめしております。(取材担当:開発部 阿部)

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