■低密度及び高密度ポリエチレンの分析 | 理化学製品の株式会社バイオクロマト | 理化学製品の株式会社バイオクロマト

■低密度及び高密度ポリエチレンの分析

アプリケーション

目的

ChemZoイオン源と昇温加熱デバイスを装備した飛行時間型量分析計を用いて、低密度ポリエチレン(LDPE)及び高密度ポリエチレン(HDPE)の熱脱離成分の分析を行った。

実験方法

イオン源  : ChemZo バイオクロマト社製
質量分析計 : compact QTOF Bruker社製
測定方法  : LDPE及びHDPE(各0.8mg)をサンプル台(POT)に入れ室温から400℃まで昇温しながら熱脱離成分を測定した。
解析方法  : Spectra Scope及びData Analysisソフトを用いてTIC及びマススペクトルの解析を行った。

結果

Fig.1にLDPE及びHDPEのTICを示した.融点の低いLDPEの方が高強度であった。Fig.2に200~300℃昇温時のマススペクトルを示した。同じ熱履歴であっても,LDPEの方がより多くの熱脱離成分を生成することを確認した。Fig.3にPolymer engineで解析したバブルプロットを示した。Polymer engineはポリマーの繰り返し構造をマススペクトルから抽出する解析ソフトで,ここでは熱脱離したCH2(14.0156)の繰り返しイオンについて表示した。

ひとつのバブルがマススペクトル中のひとつのイオンに対応し,繰り返し構造が20個以上連続するイオン群を示した。LDPEは10個の連続イオン群を検出したが,HDPEは1個に留まった。
以上から繰り返し構造が同様な場合,熱耐性の低い方がより低温で多くの熱脱離成分を生成することを確認した。


 

ご質問・PDFデータのご希望等、お気軽にお申し付けください。

ChemZo / SpectraScopeを活用した測定(材料分析システム)についてはこちら

 

arrow_drop_up