■アミドベタイン系界面活性剤の構成成分測定 | 理化学製品の株式会社バイオクロマト | 理化学製品の株式会社バイオクロマト

■アミドベタイン系界面活性剤の構成成分測定

アプリケーション

はじめに

・界面活性剤は単一の化合物ではなく複数の類似構造を有する成分群から構成されており、品質確認などの場面においてこれらの構成成分を従来のクロマトグラフィーで分析するには手間と時間を要するという課題がある。
・今回、ionRocket DART-QTOFMSを用い、2種のベタイン系界面活性剤の構成成分の分析を行った事例を報告する。

試料

・試料1:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(26%水溶液)
・試料2:ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン(31%水溶液)

方法

・分析システムは、DARTイオン源と質量分析計 (QTOFMS) の間にionRocket (昇温加熱デバイス) を接続して構成した(Fig.1)。
・試料4μLを無処理でPOTに入れ、室温から600℃まで100℃/minで昇温加熱しながら質量分析を行った(測定時間:7分)。

結果

Fig.2に試料1の測定結果を示す。熱脱着領域 (200-300℃) におけるMSスペクトル(精密質量、MS/MSスペクトル)を解析することで構成成分の構造推定が可能であった。試料2も同様に熱脱着領域におけるMSスペクトルの解析により構成成分の構造推定を行うことができ、更に、主成分 (ラウリン酸エステル) のEICが、ionRocketの昇温によりピーク状となっていることから、このEICピーク面積値を用いることで量的評価にも応用できることがわかった(Fig.3)。以上より、本手法は、簡便迅速に界面活性剤の構成成分の構造推定と量的評価を行うことが可能であることから、研究開発や品質管理の場面で活用されることが期待される。

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