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ドリップコーヒーの香りの違い

アプリケーション

目的

パックタイプのドリップコーヒー2種類の香気成分をChemZoにより測定後,Spectra Scopeによって違いがみられるかを調べた.

実験方法

イオン源  ChemZo バイオクロマト社製
質量分析計 compact QTOF Bruker社製
測定方法  バイアルに入れたコーヒー0.5gを30秒間ChemZoイオン源に近づけて,A,B異なるブレンドの香気成分を測定した.
解析方法  Spectra Scopeの2つの解析手法を活用した。 1)IDS(差分解析) 2)Compound Search(化合物データベース)


結果

Fig.1に測定時のTICを示した.初めの30秒間で大気のバックグランドを測定し,続き30秒間コーヒーをかざして測定した.再現性確認の為,コーヒーA,Bを3回測定し,IDSによって差分解析したところ,m/z=109.0753とm/z=135.0911は,コーヒーBの方が強く検出される傾向がみられた.(Fig.3)Compound Searchの香気成分用データベースの検索結果から,m/z=109.0753はジメチルピラジン,m/z=135.0911はシクロペンタピラジンと推定した.

 

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