Volatimeship Q&A | 理化学製品の株式会社バイオクロマト | 理化学製品の株式会社バイオクロマト

分析装置

製品情報

Volatimeship Q&A

Q1:Volatimeshipとは何ですか?

A1:
試料から揮発する成分をリアルタイムで測定するためのDART用の
オプションデバイスです。果物の皮を剥いた瞬間の香りの放出挙動、
マトリックス(配合成分、乳化粒形など)の香り方への影響評価などへの
測定に応用が可能です。(右図内①)

Q2:DARTとは何ですか?

A2:大気圧下で励起ヘリウムを試料に当て、試料をイオン化するイオン源です。
液体、固体、粉末などの多様な形態の試料を、励起ヘリウムにかざすことで
イオンを検出することが可能です。(右図内②)
DARTに関しての詳細はこちら(エーエムアール株式会社様 ウェブサイトへ)

Q3:VolatimeshipとDARTは、どの質量分析計(MS)に
付けることが出来ますか?

A3:DARTは大気圧イオン化であるため、LC用のMSにのみ接続可能です。
現時点で各社から市販されているLC用のMSには殆ど接続可能です。
(一部、接続不可の装置があります)(右図内③)

 

Q4:Volatimeshipの代表的なプリケーションには何がありますか?

A4:コーヒーの香り立ち評価、柑橘類の香り立ち評価、入浴剤の香り立ち評価、
香水のトップノート・ラストノート評価などがあります。
詳細につきましては、分析アプリケーションのページをご参照ください。

 

Q5:GC/MSとは何が違うのですか?

A5:GC/MSは、揮発成分の沸点やカラム液相との相互作用の強さなどによって
成分を分離・検出する装置であり、実際に揮発成分が試料から放出される様子を
モニタリングすることはできません。
一方、Volatimeshipは、試料から放出される揮発成分を連続的にMSに送り込むことで、放出挙動をリアルタイムでモニタリングすることが可能です。

 

Q6:Volatimeshipでの検出感度はどれくらいですか?

A6:対象成分や使用する質量分析計(MS)にも依存しますが、おおよそ1ppmは検出可能です。

 

Q7:装置内での吸着が気になるのですが?

A7:試料からMSまでの経路(導管)には、150℃までの加温機能がついておりますので、
経路内での吸着を防止することができます。
また、導管は洗浄・交換が容易な材質で出来ておりますので、過度な吸着が生じた場合には簡単に交換が可能です。

 

Volatimeshipの詳細情報はこちら

 

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