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天然物創薬の仕事です。
微生物の培養液から生理活性物質を探索して新薬の種を見つける仕事をしています。
最初はカラムの紹介でした。他社の研究者の方と共同開発で商品化したフィルムがあるということに興味を持ちました。様々な目的の研究・実験を行ないますが、現場の作業やニーズにあった機器や器具は思うようなものが入手できないケースが多々あります。天然物関連の研究では、新しい化合物を得るためにいろいろな試みをすることが多く、そのための実験には道具から考案する必要があります。それは非常に細かい部品やパーツが重要なツールとなることもあるのですが、多くの理化学機器メーカーの取り扱いでは容易に手に入りません。そのような現場の要望を吸い上げて具体的な形にすることができるところを探しているところでしたので、フィルムのケースは非常に興味深いと思いました。
試験管スケールでの溶液濃縮にゴム栓にスリットを入れたものを長年使っていたが、手作業での作成のためロット差が大きく、安定した結果を得ることが難しい状況でしたし、数的にもそろえることが困難でした。機械加工等で品質的に同様のものを作成できるようにしたいと思っていました。そのような要望を相談させていただいたときにこの濃縮法自体に興味をもっていただきました。そのこと自体が非常に意外だったのですが、ちょっとしたニーズが具体的な商品化につながったので、現場と密接に連携をとることができるところは非常に重要な存在であると感じました。
実際に商品化のための特許を取ることになり、そのために必要なデータを得ることが少し苦労した点です。今まで自分が行なってきた実験とはまったく異なる分野でのデータが必要とのことで、相談をしながら試行錯誤で検討を重ねましたが、その段階であらたな発見に遭遇することもあって、時間と手間は多少かかりましたが自分たちだけではできないことを経験できました。実際形になった機器を使ってみると、いままで妥協しながら行なっていた実験が安定してさらに自動化に近くなったので、やはり装置になっていた方がかなり使い勝手が良くなったと思います。
いろんなメーカーを取り扱うことができたり、自社で様々な加工ができたりするところなど、さらには要望を聞いてもらえるだけではなく、他メーカーにはない独自の情報源と経験をもたれることもあり、こちらのニーズに合った提案を他分野の情報をもとに行なってくれるところです。様々な業種(半導体や食品等)に取引実績があり、異業種での技術や情報を提供してくださるので、いままで考えつかなかった思いがけないヒントがもらえ、一緒になって行き詰まっていた仕事の解決に貢献して貰えるところです。
既存の機械を入れただけではできないことを、バイオクロマト社は自分のやりたいことができる機械を一緒に考え、創ることができるところではないかと思います。
様々な業種のネットワークを活用して、いろいろなメーカーのものをコーディネイトしたり、異業種でのノウハウを使って仕組みを考えたりして使用者の利用しやすい、技術や商品を生み出していって欲しいです。